失敗しないインフルエンサーマーケティングの始め方
カテゴリ: インフルエンサー
インフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーマーケティングは、SNSなどで大きな影響力を持つ「インフルエンサー」に自社の商品やサービスを紹介してもらい、認知拡大や購買促進につなげるマーケティング手法です。
適切に行えば大きな効果が期待できますが、一方で「誰に頼めばいいかわからない」「効果が出なかった」といった声も聞かれます。失敗しないための基本的な進め方を確認しましょう。
1. 目的とKPIの明確化
まず、インフルエンサーマーケティングで何を達成したいのかを明確にします。
- 目的の例:
- 新商品の認知度向上
- ブランドイメージの向上
- 特定のターゲット層へのリーチ
- ウェブサイトへの流入増加
- 商品の購入促進
- KPIの設定: 目的に合わせて、具体的な数値目標(KPI)を設定します。(例: リーチ数、エンゲージメント率、ウェブサイトへのクリック数、クーポン利用数など)
2. ターゲットとインフルエンサーの選定
目的とターゲット層に合ったインフルエンサーを選ぶことが最も重要です。
- フォロワー数だけを見ない: フォロワー数が多くても、自社のターゲット層と合っていなければ効果は薄くなります。
- エンゲージメント率: 「いいね」やコメントが活発か、フォロワーとの関係性が良好かを確認します。
- コンテンツの質と親和性: インフルエンサーが普段発信している内容や世界観が、自社ブランドや商品と合っているかを見極めます。
- 過去のPR投稿: 過去にどのようなPR投稿を行っているかを確認し、信頼性やステルスマーケティングのリスクがないかチェックします。
3. 依頼内容と条件の明確化
インフルエンサーに依頼する内容を具体的に決め、双方で認識を合わせます。
- 投稿内容: 紹介してほしい商品、訴求ポイント、投稿形式(フィード、ストーリーズ、動画など)、投稿回数、ハッシュタグ指定など。
- クリエイティブ: インフルエンサーのクリエイティビティを尊重しつつ、最低限守ってほしいガイドライン(例: ブランドロゴの表示方法、禁止表現など)を伝えます。
- 報酬: 金銭、商品提供、イベント招待など、明確な報酬条件を提示・合意します。
- スケジュール: 投稿希望日、情報解禁日などを伝えます。
- 効果測定: 投稿後の効果測定方法(例: 専用URL、クーポンコードの発行)を事前に相談します。
4. 効果測定と分析
施策実施後は、設定したKPIに基づいて効果を測定し、分析します。
- リーチ数、インプレッション数
- エンゲージメント数(いいね、コメント、保存、シェア)
- ウェブサイトへのクリック数、コンバージョン数
- 指名検索数の変化
- 売上への貢献度
分析結果をもとに、次回の施策改善につなげます。
まとめ
インフルエンサーマーケティングは、目的設定、適切なインフルエンサー選定、明確な依頼、そして効果測定が成功の鍵です。これらのステップを丁寧に進めることで、失敗のリスクを減らし、効果的な施策を実現できるでしょう。